◆村上は,平成25年度から平成30年度までの6年間の間,授業観察は年に2回の期間(前半期・後半期)に全員の授業観察を授業のフルタイム行うとともに,観察記録を全員分作成して校内ランに掲載していました。毎年,概ね100回前後の授業観察になりました。
◆個人ごとの授業観察シート以外に,その時期の授業観察全体を通してのまとめを可能な限り作成して教員に提示していました。整理してみると11種類ありましたので,6年間の期間ではありますが時期的な授業改善の視点の変遷も読み取ることができる面と丁寧に読むと授業改善の細かな視点も触れているのもありますので,そのまま掲載することとしました。
◆枚数が多いので,便宜的に〔授業観察のまとめ(Ⅰ)(H25~H26)〕,〔授業観察のまとめ(Ⅱ)(H27)〕,〔授業観察のまとめ(Ⅲ)(H28~H30)〕に分けています。
授業観察のまとめ(Ⅰ)(H25~H26)
◆この次の〔2〕の不充分な授業例と合わせで整理したもので,「学びの変革」の前段の時期の府中高校の授業の状況を示しているとも言えます。
◆授業観察シートの構成に基づいて,〔1〕の良い授業例と合わせで整理したものであるが,当時は教員間で授業の内容や仕方・技法等について指摘し合う風土性は弱く,こうした指摘も刺激的な感じで受けとめられた面もありました。
◆授業観察で感じた課題点に対して,改善策等も提示しています。次回の授業観察時で,敏感に反応努力した姿を観ることができる授業も多くありました。
◆この時期くらいから授業改善の取組の進展が多く見られるようになってきました。課題的なことについても,テーマ的な設定をして課題克服に向けての方策・手立てを明確にする意図から,まとめ方を変えてみています。