【3】R2年9月末状況のアンケート集約

◆ 広島県においては6月に学校再開となった後は,幸いにもコロナ感染者数が極端な増加傾向になることはなく,どちらかと言えば穏やかな範囲で推移する中で,学校は猛暑の中で課業したり,学校行事を遣り繰りしたりしながら感染予防と授業時数確保に努めてきている印象です。

◆ 令和2年度の折り返し点のタイミングで,学校現場の実際の状況について広島県の県立高校の管理職の方々にアンケート調査の協力をお願いしてみましたところ,20校の学校から回答をいただくことができました。

◆ 記号回答だけでなく,課題・気付き等については記述回答していただきました。お忙しい中でのご協力に感謝申し上げます。

◆ 大きな特徴としては,これから再度の休校がない場合は,年間の授業時数については全ての学校が概ね例年並みかそれに近い形で確保できる見通しですが,学校行事等を中止・縮小したことによる《失ったものの大きさ》を感じた学校も多くありました。特に修学旅行については,時期・場所を変更した上でも,中止することの影響の大きさと実施することの懸念要素の大きさの両面についての苦悩が窺われました。

◆ こうした局面を経る中での学びの変革の推進・授業改善の進展には,急激なICT化推進の流れも手伝って,困難性も伴っているように思いましたし,進捗できている学校と難しさを抱えたままになっている印象の学校の二極分化的な気配も感じたところです。

◆ 個々の項目ごとの回答内容の集約以外に,課題面・気付き等の記述内容も含めて,村上が回答をとりまとめながら感じたことを《まとめ・気付き》としていますので,参考にしていただければ幸いです。

 

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