授業改善について

◆ 高校の現場において「学びの変革」の推進を図るということは,とりもなおさず,「学びの変革」の考え方に基づいて授業改善を推進するということになります。そして,そのことは,また,とりもなおさず,「生徒の学びを深める・生徒にしっかりした学力を付ける」ということを意味しています。 

◆従来,多くの高校現場で取り組まれていた授業は,教科書や教材で扱われる教科内容について,生徒がしっかりと理解し,知識として身に付けることが軸となっていました。形態的には,教科書を中心とした講義調・解説調のものが主となっていました。そこに,「学ぶこと自体を深める・深い学びを目指す」ことが持ち込まれることになったのですから,従来型の授業を主に行ってきた教員にとっては,とても大変な事態になったと受けとめられたことだと思っています。 

◆実際に高校現場で授業改善を進めていくには,「学びの変革」が求める授業像や目指す姿の理解を深める理論的な整理・理解の面と,実際の授業展開の考え方・仕方・技術等を改善していく実践面とがあり,その両方の水準を高める方策が必要になります。 《授業改善の基本的な考え方》と《生徒・学校実状を踏まえた具体的な工夫方策》の両方の視点を持つことが大事になります。

◆また,学校として授業改善を進めるには,個々の教員が別々に個人的に取り組むという手法ではなく,組織マネジメントに基づく取組手法が取れるかどうかが大事な要素になります。学校として,教科として,学年として,学びの変革に基づく授業改善を組織的に取り組む段取り(仕掛け)を,誰が,どのように構築するかが大事になります。

 

〔★ 授業改善の基本〕の内容

授業改善の基本

〇『授業改善の基本』について,一枚ものに整理し,関連資料を紹介しています。

授業改善の進め方〔再掲〕

〇『授業改善の進め方』について,マネジメント視点から〔★《学校経営の要諦》〕に位置付けています記事を,こちらにも再掲しています。