〔校内研修〕不祥事防止について

◆全国的にも教職員の不祥事に関する報道が多くなされていますが,広島県においても不祥事案件が多く続いた時期もあり,不祥事防止に関する研修はすべての学校において力を傾注して取り組んできていると思っていて,「信頼される学校づくり」は学校経営上の大きな柱の一つになっています。
◆本県の不祥事案件は全国的にも多いのではないかとの指摘を受けたこともあり,文科省の「懲戒処分等の状況一覧(教職員)」で県・政令市別の年度ごとのデータも公表されていますが,私見ですが,どの案件を不祥事として捉えるか,教育委員会に報告するか,不祥事としてマスコミ公表するか,などに関して各県・自治体等で差がありうる要素を含んでいるのではなかろうかと思っています。それぞれごとの判断基準の意義もあることと思っています。大事なことは,一つでも不祥事案件を少なくすることにつながる「自分の学校からは不祥事事案をださない」ための研修の充実を図ることだと思っています。

◆次の資料は,不祥事防止に向けて関連基本項目を一枚ものに整理してみたものです。不祥事防止の校内研修は,この項目の一つ一つに焦点を当てる形で,項目・素材・視点等を吟味しながら組み立てる必要があると思っています。
◆本県においては,起きると大きな影響を与える案件について広島県教育委員会から校内研修用の事例素材・視点根拠整理になる『教職員による不祥事の根絶 ― 信頼され続ける教職員であるために ―』の冊子(広島県教育委員会のHPに掲載)が複数回に亘って出されています。事案の具体的実際的な背景分析も行われていて,実際の校内研修においても活用されていると思っています。
◆不祥事防止については,〔◇学校マネジメント>★危機管理>不祥事案件〕のところでも扱っていますので,ご覧いただければ幸いです。項目等の表は基本的に同じものです。

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不祥事項目一覧(研修用)(DL用).xlsx
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《校内研修の事例》

◆次の資料は,平成29年度に府中高校で行った不祥事防止研修の実際の協議内容を整理してみたものです。「不祥事防止に繋がる職場づくり」をテーマに行った研修で,モチベーションの在り方,高める手立て・方策についてグループ協議を通して出された意見等をまとめたものです。自分だけでなく周りにいる同僚が,お互いどのようなモチベーションで仕事に向き合っているかの共有・共通理解を図ることができた研修になったと思っています。