日本教育新聞「管理職選考 合格へのポイント」掲載記事

〔前半〕学校経営の把握 ・・・ 第1回 ~ 第6回

第1回(令和元年10月21日)~管理職を目指す意義を整理する 

◆教育に関わり,学校に関わる中でも管理職の立場の人には格別の責務と視点が求められます。管理職選考を目指される方々には,初発的なこと,根源的なこととして,「なぜ,管理職をめざすのか」ということについての整理をしておいていただきたい思いから,第1回目に取り上げました。

 

第2回(令和元年10月28日)~学校経営の全体把握㊤ 

◆管理職を目指される方には,まず,学校の教育活動の基盤である「学校経営」を捉える視点自体を高めていただきたいと思います。大きく捉える,細かく捉える,丁寧に捉えるなど,見方・捉え方で理解度や把握度に違いが生まれ,対応判断などにも違いが生まれてしまいます。
◆本文の図に示しています基本の4視点を統括し,学校関係者との関りの要になる管理職の力量・意欲・リーダーシップは,学校を整え,教育活動を推進する牽引力そのものだと思っています。学校全体が,大きなチームとして繋がり合って機能することが大きな意義を生み出します。

◆記事中の「学校経営の基本視点について」の図は,このサイトの〔◇学校マネジメント > ★学校経営・組織運営 > 学校経営〕で説明していますので,ご参照ください。

 

第3回(令和元年11月4日)~学校経営の全体把握㊦ 

◆学校の教育活動の基盤である「学校経営」の根幹は,組織マネジメントとカリキュラム・マネジメントの二つのマネジメントを一体的に機能させることにあります。組織マネジメントとカリキュラム・マネジメントのそれぞれの基本的な要素やそれらの繋がりについて理解するとともに,実践的な動き・動かし方として把握できることが肝要です。

◆記事中で掲載している学校経営の全体図は,〔◇学校マネジメント > ★学校経営・組織運営 > 学校経営〕のところで詳細版を説明していますので,ご参照ください。

 ◆記事中の「学校経営(学校マネジメント)の構図」の図は,このサイトの〔◇学校マネジメント > ★学校経営・組織運営 > 学校経営〕で詳細版を説明していますので,ご参照ください。

 

第4回(令和元年11月11日)~校長に求められる力㊤

◆管理職を目指される方は,既に一定の管理職像・校長像はおありだと思います。その校長像の中に「学校マネジメント」についての明確な位置付けとそれに関連する「校長に求められる力」が整理されておられれば充分ですが,曖昧な方はこの機会に,「求められる校長像」と自分が「実現したい管理職像・校長像」について整理されておかれることをお勧めします。
◆記事中の「校長に求められる資質・能力」の図は,このサイトの〔◇学校マネジメント > ★学校経営・組織運営 > 校長に求められる力〕で説明していますので,ご参照ください。

 

第5回(令和元年11月18日)~校長に求められる力㊦

◆前回の内容の継続です。「校長に求められる力」について,前回の図に示している5つの柱となる力についての内容を説明しています。これらの5つの力をバランスよく身に付け,発揮できるような「実現したい校長像」をイメージするとともに,その実現に向けて,日々努力されることを期待しています。

 

第6回(令和元年11月25日)~学校状況の把握の仕方

◆管理職を目指される方にとって,学校の組織・仕組・活動のつながりなどを把握することは簡単ではないと思います。その理由の一つは,教諭の段階だと関われる仕事・業務が部分的なものであることです。いま一つは,学校の仕組・組織の実像自体が複雑な面を有していることです。
◆そのことを前提としつつも,学校の全体像を把握する最も有効な方法は,学校の課題に焦点を当てて,その課題の背景や関連要素を 「見える化」していくことだと思っています。その「見える化」に有効なのがマトリクス図です。マトリクス図の機能度は,縦軸と横軸の項目名をどのように設定するかに掛かっています。ルーブリック評価の設定も同様ですが,より構造的な分析・整理になるようにマトリクス図を設定できるかどうかがポイントになります。
◆今回扱っている内容は,〔◇学校マネジメント>★学校経営・組織運営>学校課題把握解決手順〕のページで説明していますので,ご覧いただければ幸いです。