〔カリキュラム・マネジメントの実際〕について

◆村上が府中高校に関わっていた頃には,広島県においては「学びの変革」アクション・プランの推進が軸となって展開されてきており,その中で府中高校は「探究コアスクール」(H27~H29),「高等学校課題発見・解決学習推進プロジェクト」に係る研究開発(H30~R2)の指定をうけており,「学びの変革」推進そのものがカリキュラム・マネジメントの基本軸となっていました。 

◆大きなフレームとしては,〔1〕育てたい生徒像・付けたい力の明確化 〔2〕シラバス(年間授業計画)に基づく工夫した授業の実践 〔3〕評価・検証 〔4〕改善方策 の4本柱が機能するようにマネジメントを組み立てるとともに,適切な教育課程の実施,授業時間数の確保等が円滑に行われることが大事になります。 

◆村上が見てきた本県の高校の教務部の業務内容は,実務処理が第一義的な役割・機能であり,ややもすると時間割編成などは「職人的気質」が求められるような印象があります。教務の実務処理は確かに必要で大事なことですが,それと並んで,或いはそれ以上に大事なことは,これからの時代に大事になる力や学習指導要領が目指している生徒に付けたい力をどのようにして学校現場で具現化できるかというような大きな視点から付けるべき力と手立てを明確にしたり,授業の機能性がより高まるような柔軟な時間割編成・実施を行ったりするような営みにあると思っています。

 

 

〔★ カリキュラム・マネジメントの実際〕の内容

◎府中高校の「学びの変革」の推進の全体像について紹介しています。

◎府中高校の「学びと成長のストーリー」(Ⅰ)・(Ⅱ)・(Ⅲ)  について紹介しています。

 

◎府中高校における「ICEモデル」の捉え方と動詞の整理表と評価表について紹介しています。


◎府中高校で取り組んだ5種類の「振り返りシート」について紹介しています。

 

◎府中高校の第(Ⅳ)のストーリーとも呼ぶべき「付けるべき力のストーリー」について紹介しています。

◎府中高校の総学用の「資質・能力のルーブリック」について紹介しています。


◎府中高校の生徒に,学校での学びと学びの評価がICEモデル(ルーブリック)で成り立っていることを説明する資料の紹介です。

 

◎学校で育成する資質・能力とICEモデルの連関について,府中高校のルーブリックを元に新たに整理したものを紹介しています。

◎適切な授業時数確保と時間割編成の考え方,実際の編成方針の例について紹介しています。


◎新たに令和4年度入学生からのシラバス様式を掲載しました。

◎府中高校のシラバスについて,考え方と様式例を紹介しています。

 

◎自校における「学びの変革」の進捗状況を自己評価するシートを紹介しています。

◎学びの変革の自己評価シートのよるアンケート結果を集約したものを紹介しています。

 


◎新学習指導要領への対応を考える中で,定期考査の発展的解消を考える局面にきているのではなかろうかと思い,論点を整理してみました。

 

◎新学習指導要領の「育成する資質・能力とその評価」について,学びの構造を「見える化」(図示)してみることで考え方を整理してみました。