働き方改革の進め方について

◆県立学校の働き方改革の基本的な考え方については,このコーナーの初めに述べていますが,それを前提に,働き方改革の進め方について,整理してみると,

〔Ⅰ〕学校としての仕事の仕方,業務遂行手順が組織的なマネジメントになっていること

〔Ⅱ〕教員が,その目的・意義・到達点を理解して,協力し合う状況になっていること

〔Ⅲ〕実際の改革手順が実情を踏まえた段階的なものになっていること

の3点が柱になると思っています。

 

◆〔Ⅰ〕については,ここで扱っている学校マネジメント,組織マネジメント,カリキュラム・マネジメントについての個々の事例が参考になれば・・と思いますし,校長をはじめとする管理職や主任クラスが,実際にその気になってマネジメントに取り組めば,それに見合う成果につながると思っています。

◆〔Ⅱ〕については,さらに2つのことが柱になると思います。

① 管理職サイドから,背景・動向・根拠を教員に分かり易く教員に説明するとともに,学校としての取組方針を提示しておくこと

② 個人の働き方改革の具現化のためには,個人だけの問題として捉えるのではなく,組織として,チームとして課題解決に取り組む大事さを明確にしておくことが大切だと思っています。

◆〔Ⅲ〕については,個々の学校実情が大きく異なる状況があることを大前提にすることが必要で,学校として進学指導や補習を含めた教科指導に力を入れている状況,部活動の活性化や成果に格別の力を入れている学校,逆に,そうした要素が少ない学校状況などの実情や実際の働き方の実情を踏まえて,どのような段階手順を踏みながら,どこまでの達成水準を設定するかなどについて,ある程度「見える化」を行いながら,進めていく必要があると思っています。

◆ 次の取組具体事例は,当時の府中高校のものを元に「サンプル事例」として掲載しやすいように整え直したものです。

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〔1〕働き方改革についてテーマ的に取り組み始めた最初の資料

◆最初に働き方改革の大きな動向について紹介し,学校の状況・課題を明示し,実際的な考え方について提示しています。(H30年5月段階)

 

〔2〕働き方改革に係る校長面談の設定(Ⅰ)について

◆5月段階での方針提示の後に,時間外勤務のデータ(県立高校の場合,当該者による職場のパソコンへのログイン・ログアウトによる把握方法)に基づいて,個別に校長面談を設定していました。(H30年7月段階)

◆面談用のサンプル資料(様式)です。

 

〔3〕働き方改革についての二番目の資料

◆7月に実施した校長面談(Ⅰ)を受けての整理資料です。県の動向,16名面談の気付きをまとめたものになっています。(H30年8月段階)

 

〔4〕働き方改革についての三番目の資料

◆H30年7月段階で,県教育委員会から「学校における働き方改革取組方針」「運動部活動の方針」が示され,学校現場にも下りてきたことを踏まえての対応方針を整理するとともに,9月以降の対応方針を提示しています。(H30年8月段階)

 

〔5〕働き方改革に係る校長面談の設定(Ⅱ)について

◆8月は夏季休業の影響もあり,ごく限られた教員が少し越えた程度でしたが,9月になると増加が懸念されたので再度の面談設定を行って候補者の特定を図ることとしましたが,週休日等の部活動時間の処理の仕方などの曖昧さを確認徹底しなおしたりするなどの確認整理すると面談が必要な教員は少なくなり,12月以降は0名となりました。(H30年10月段階)

 

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