業務量調査の実際例について

◆村上が府中高校に関わっていた時期の中で,平成26年度から平成29年度の間,学校独自に教員の業務量調査を実施していました。また,平成25年度から,「職場意識調査」に類するアンケートも継続して実施していました。平成30年度は,県教育委員会による県立学校全体での教職員の勤務時間量把握が実施されることになったことから,独自の業務量調査把握は見合わせました。

◆業務改善を進めるための視点整理には,二つの柱があると思っています。一つの柱は,業務量の把握(勤務時間の全体量の把握 ⇒ 時間外勤務時間量の把握)であり,もう一つの柱は,業務(システムや組織の在り方を含む)に関する負担感・手応え感などの当事者の受けとめの質的な面の把握(職場意識調査,業務改善アンケート等)です。

◆府中高校は,平成27年度から県教育委員会が学校を指定して行った「業務改善モデル校」の対象校にも該当しており,アンケート調査に教職員も回答して,指定校全体のデータと府中高校のデータの概略的なまとまった比較検証はできたものの,部署ごとの比較などの細かな検証まではできませんでした。

◆府中高校が実施していた業務量調査の把握の仕方は,年度ごとに工夫改善を行ったため,様式的には変容してきていますが,ここでは,平成29年度の調査様式を記入例として教員に示したものをサンプル的に整えたものと,一学期の集約資料とを掲載することとします。

◎ この業務量等調査のサンプル版は,資料の下のところにダウンロードボタンがあります。

 

◎ サンプル例の青色・橙色のところは,村上が府中高校の教員の仕事量について考えられる妥当な量的な目安をあらかじめ示したものです。橙色が想定幅を示しています。

◎ 当該者は,左の目安量を参考にしつつ,自分の実感的な量を数字で「業務量自己評価」欄に記入します。この表は「分掌主任」をサンプル例としていますので,担任等の業務は分担しないので「0」になっています。

 

ダウンロード
上のエクセルファイルは,このボタンからダウンロードできます。
業務量把握シート(サンプル)(DL用).xlsx
Microsoft Excel 19.0 KB