個人情報の扱いについて

◆学校における個人情報に関する扱いには,広報関係以外でも,内部的な情報の扱いにおいても外部の関係機関等との連携の場面においても格別の注意・配慮が求められる状況です。広報関係においては,さらに情報の拡散エリアが不特定で広域になるケースが想定されることから個人情報に関する扱いには格別の注意・確認が必要となります。
◆学校としての個人情報の扱いについては,ルールや考え方などの「個人情報の扱いに関する方針・考え方」を明確にして教職員にも共通認識になるようにしておく必要があります。学校としての「個人情報の扱いに関する方針・考え方」は,広報活動における個人情報の扱いの前提になりますので,サンプル事例として紹介しておきます。

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◆個人情報に関する用語自体には受けとめ方に大きな違いはなく躊躇や混乱は起きにくいのですが,それをどのように扱うのが適切な判断・対応なのかということについては,認識や実際の判断に大きな違いが生じやすい面があると思っています。実際の判断・見極めにあたっては,どの内容が個人情報に該当するのか,それは個人情報ではあるが,どのように扱うことが適切なのかということについて,個々のケース一つ一つについて,関連の法令やガイドラインに沿って吟味する必要があります。
◆次の資料は,広報における個人情報の扱いについての留意項目と関連法令・指針等,本人保護者の同意を得る方法等についてまとめてみました。関連法令・指針等は最初の制定年のみを記載していて事後の改訂年は略しています。

 

◆入学時等における個人情報の扱いの同意書は,通常,一覧表的な整理方法(サンプルA)と,案件ごとに個別に趣旨を説明する方法(サンプルB)とが考えられます。
◎サンプルA・・・個人情報を扱う事案を一覧的に整理して,一括して本人・保護者の同意を得る方法。ケースにより,事情が異なるため,別途,一定の説明ペーパーが必要となります。
◎サンプルB・・・案件ごとに趣旨・ケース等を説明した上で,生徒・保護者の同意を得る方法。趣旨,想定されることなどについて丁寧に説明した上での同意になりますが,同じような同意書が複数になり煩雑さが増す印象になります。
◆入学時等における同意書とは別に,個別の場面(例えば,個人表彰をホームページで披露する場合,顔写真で個人が明らかに識別できる場合など)での本人・保護者の同意を得ることについても,どのような場合に,誰が,どのような方法・形式で行うかなどの共通理解・実際対応が必要だと思っています。

 

〔同意書:サンプルA〕

〔同意書:サンプルB〕