【12】大きく捉えてみることの大事さについて

◆自分が「当たり前」だと思っている「ものの見方・捉え方」について,他者に説明したり,理解・共感を得たりするのは容易ではないと常々感じているところです。学校現場に長く関わってきて,そうしたことを比較的強く思うようになったのは,組織や仕組を組み立てる側に立つようになってしばらくしてからのように思います。
◆接してきた多くの先生方は,日々,一生懸命誠実に授業や分掌業務,部活動・生徒指導に取り組んでいて,まさに「教育の担い手」という印象でした。と同時に,授業も含めて仕事の仕方や視点・捉え方が眼前事案対応・現象対応・部分対応の要素が強く,計画的対応・本質整理・全体視点という要素が少ないように感じました。もちろんこれらのことは,局面や状況によりある要素のウエイトや他とのバランスは異なりますので,概括論にはなりにくい論点だと思っています。
◆実際的な場面でしか捉えにくいことですが,敢えて概括的に,授業や業務に一生懸命誠実に取り組むことの視野の中に,全体像や組織構造,計画性などの要素が加われば,より効果的・効率的に担うことが進展し,教育的な営みの水準が上がるのではなかろうかとの思いから,多くの事柄についてペーパー整理を試みたり,図式化しての「見える化」を試みてきました。
◆今回も,テーマは説明しにくい「ものの見方・捉え方」になりましたが,より大きな視点や計画的な全体像を明確にすることにより,部分的な営み・取組の意義が高まることにつながることの「見える化」を試みてみました。

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