【3】忽然とした悟り

 ◆想念,思考,思惟などの「頭で考える」というのと異なり,「身体全体(頭と身体と感情)で捉える,体感する」ということが,多くの人にどの程度に,どのような形であるのかは分かりませんが,「感情と身体の連動」ということはしばしばあるように思っています。

◆私は,時々ですが,その場面で直接的にそのテーマについて考えている訳ではない時に,不意に《あるイメージや繋がった捉え方やぼんやりとした構図のようなもの》が,言わば「向こうからやってくるように思い浮かぶ」ことがあります。似たようなことは,「突然にイメージが湧いた」とか「突然,その考え方が降りてきた」という類の表現に接することがそれなりに多くありますので,そうした体験をされる人も多くおられることと思います。

◆今回の不思議な「体感」は,そうしたこととも少し異なる印象がありましたので,文字化を試みてみました。