【1】「学びの変革」進捗状況の自己評価集約〔再掲〕

◆「学びの変革」の推進に取り組む中にあって,自校の取組の進捗状況の水準が県立高校全体の中で,どの辺りに位置していて,自校の取組課題がどこにあるかについての分析・把握は大切なことだと思っています。
◆村上が関われる範囲で,「自校における〔学びの変革〕の進捗状況の自己評価シート」を用いて,アンケート調査を実施してみましたので,その概況を掲載しておきます。
◎〔調査時期〕令和元年8月  〔調査方法〕アンケートへの回答  〔回答校〕21校(概ね全県エリア) 〔回答者〕校長・教頭・主幹教諭・教諭 ・・・ 回答者の職が同じでないことから,アンケート結果に影響が出ることは,当然,想定されますが,逆に実情・詳細を承知できていることが反映される面もあり,同じ項目アンケートとして有効性は担保できると思っています。また,項目の用語の理解・把握にそれなりの幅がありそうな印象があり,中でも「合教科活用問題・探究問題」は回答者の用語把握が大きく異なる感じがして,再質問・確認をするとともに,村上としての用語整理(〔★活用・探究問題〕の「関連用語の定義」参照)を試みました。

◎依頼の関係により,一校から複数の回答があった場合は,上席の立場の人の回答を採用しています。
◎調査項目の性格により,回答者によっては回答しにくいものがあり,無回答が部分的に含まれています。
◎調査の評価基準は〔S・A・B・C〕で回答していただき,便宜的処理として〔5・4・3・2〕に読み替えて処理しています。結果的に,21校の個別の分布は4.5~2.7 平均は3.3 となっています。また,設問17項目の分布は3.9~2.6 平均は3.3 となっています。

 

◆学校間の差については,21校という一定数があるので,これくらいの分布はあるもとの考えられますが,「自分の関わっている学校の状況」として捉えると,取り組むべき課題と方策を明確にしてのアプローチが大事になると思います。
◆質問項目の中に「全教科・科目」設定をしているものがあり,一部の教科・科目での取組は進んでいるものの,全教科・科目となるとなかなか難しいという面が実情的にはあるものと思っています。教員サイドとして捉えると,非常勤講師も含めて全員ということになり,難しさはかなりのことだと思いますが,カリキュラム・マネジメントの要素として全教科・科目として取組が進んでいるかどうかということは,とても大事なことだと思っています。
◆質問項目のところで低かったのは,「合教科活用問題・探究問題」「評価(他者評価・相互評価のしくみが機能している)」「シラバス(全教科・科目について,単元ごとの詳細なシラバスを作成して,活用している)」「データ検証(広島県高等学校生徒質問紙・学校質問紙調査で該当項目の肯定評価が上昇している)」で,いずれも「質的な取組」の要素が強く,学校の教育活動・授業の質的な面での水準向上の難しさが表れていると捉えることができると思います。
◆掲載の表は見えにくい面がありますので,便宜的に左半分・右半分に分けての掲載もしておきます。

◎〔◇カリ・マネ>★カリ・マネの実際>学びの変革の自己評価集約〕を再掲しています。

◎ この資料は,終わりのところにダウンロードボタンがあります。

 

《〔学びの変革〕の進捗把握用の評価シートです》

《アンケート回答結果の集約表です》

《上の表の掲載用の便宜的な分割表です》

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「学びの変革」進捗状況自己評価(R1)集約(DL用)021215.xlsx
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