【5】《通信制高校での6年》〔瀬藤友昭先生〕(前広島県立東高校長)
◆令和2年3月に広島県立東高校の校長として退職を迎えられた瀬藤友昭先生から「通信制高校での6年」を寄稿していただきました。東高校は現在では県立高校として通信制課程の唯一の学校です。その特異性を発揮しながらも,県内では他校事例と研鑽しながらの水準向上を図ることができない環境で,「学びの変革授業づくり」を積極的に推進されておられて,「レポート添削指導」を基軸としての通信制としての「授業づくり」に取り組んでこられました。
◆また,近隣の定時制と連携して,中学校・中学生に定時制・通信制の教育システムが持つ教育機能を丁寧に伝えることを目的に説明会等を企画・運営され,エリアの教育資産の蓄積に大きな足跡を遺しておられます。私見ではありますが,東高校の校長を瀬藤先生が担われたことによって通信制の教育水準が大きく高まり,瀬藤先生だからこその優れたリーダーシップを発揮されたものと受けとめています。