◆ 学校の構成要素の主役である生徒の確保は,多くの学校にとって重要な経営課題の一つと言えます。広島県の場合,人口規模の多い特定の都市部を除いて,長期的な生徒数の減少が見られ,入学定員枠そのものが減少しつつあるとともに,多くの学校で定員割れが大きく広がりつつある印象です。
◆ 実際論では,減少し人数的に限られる中三生に対して,公立・私立学校が競合しながら生徒募集に力を注ぐ面がありますが,この領域に人的資源と経費的資源をあてることが難しい県立高校には,従来からジレンマ的な悩ましさが続いてきているように思います。
◆ 私学や他校との「競合的要素」があることから,生徒募集の動き,志願者確保の動きにはマネジメントの要素が大きく介在し,校長や学校のマネジメント戦略の良し悪しが問われる面もあることと思っています。それは,広報の戦略・戦術レベルのことだけでなく,根幹の在校生の活力・魅力が基本軸であることがややもすれば重視されない状況になる時もあり,結果的に生徒募集に大きな影響を与える事例もあります。
◆ そうしたことを考慮すると,生徒募集戦略の最重点は,在校生・教職員の活性化そのものであり,その活力・魅力を源としての広報としての戦略と戦術を明確に分けて組み立てることが大事になります。実際的なことを一枚ものにまとめてみました。
◆ この資料は,〔◇自主研究会>★マネジメント研究会(リモート方式)>課題〔8〕生徒募集〕の協議のまとめとして作成したものです。
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